テキスト

essay

絵画の場所

近藤亮介

私たちが暮らす世界――それは近代が築いた世界の延長線上にある。そこではテクノロジーによって視覚が拡張され続ける一方で、足元に広がる大地との関係が途絶えつつある...

続きを読む →
essay

石井友人さん"Sub Anaglyph"をめぐる断想(/断層)

カニエ・ナハ

/ この区域はサブウェイである田園都市線息尾大橋駅の出口である階段を上がって三宿へ向かうすこし勾配のある路はその上空を高速道路が通っていて、なのでここももう一つのサブウェイのようにどこか感じながら...

続きを読む →
essay

地へ、地の上空へ、水晶宮の内へ、外へ

石井友人

都市空間を歩きながら、ガラス・カーテン・ウォールに映し出された空や街並み、そして自分自身を眺める時、奇妙な浮遊感を感じます...

続きを読む →
review

〈わたし〉を撹乱する――暗黒の風景、「穴」の呼び声

勝俣涼

1 凍結のドキュメント  本企画のパート1がライトモチーフとする「地底」は、ニコライ・スミノフのテキスト・ピース《Chthonopolitics(地下政治学)》(2022)が書き留めているように、死、潜在意識、非理性といったものと関連する比喩形象である...

続きを読む →
review

鏡のなかの地底に埋もれた鏡

椹木 野衣

子供のころ、家の生活用水のうち相当量を井戸から汲んでいた時期があった。その井戸は裏庭の木戸から出たすぐのところにあって、掘られた穴に桶を落として人力で持ち上げるような古いタイプのものではなかったけれども、手汲みのためのポンプ式の持ち手はそれなりに重くて、子供には長時間汲み続けるのはキツかった...

続きを読む →
review

On and around:「穴」をめぐって

四方幸子

「わたしの穴 美術の穴」という、謎めいた名前のアート・プロジェクトによる「地底人」(パート1)、「ミラーレス・ミラー」(パート2)。「穴」をめぐって掘り下げた高石晃、石井友人キュレーションの二つの展覧会に触発され、いささか自由に展開した「批評-エッセイ」である...

続きを読む →
essay

故郷としての郊外

勝俣涼

石井友人は以前、自身が生まれ育った郊外の空き地に穴を掘ったことがある。しかし過去の地層へと遡行するかに見えるその行為は果たして...

続きを読む →
essay

「卵に対する植物の応答」がアートになるとき

大久保美紀

作品《卵に対する植物の応答》(La réponse de la plante à l’oeuf)が、パリを拠点とするアートアソシエーション「ILYAURA( イリオラ)」とパリのアートスペース「The Window」のパートナーシップを記念して発表された。2013年10 月5 日、第10 回ニュイ・ブランシュ・ア・パリの夜である...

続きを読む →
essay

イマージュの振り子―非視覚的な再現=表象

森啓輔

像(イマージュ)という言葉は評判が悪い。(註1)  M.メルロー=ポンティの生前、最後に出版された論考である「眼と精神」は、1961年に『アール・ドゥ・フランス』誌第1号に掲載された...

続きを読む →
review

「/」のトポグラフィー

桝田倫広

会場のいちばん奥には、白い花咲く樹木を描いた絵画が展示されている。その側壁には、発色の強い緑や赤を基調としたする線描よって描かれた荒いグリッド状の抽象画がある...

続きを読む →
review

アート解剖学

中井康之

観葉植物と帽子をかぶった女性が、明るい日差しの中見るものを迎え入れるような、さりげない日常の一コマを描いた作品と一見見えるかもしれません。とはいえ...

続きを読む →
essay

イメージのパンデモニウム 

田中正之

かつて構造主義的な記号論に基づくコミュニケーション理論が一般的であったときには、コミュニケーションの成立を支えているのはコードだと考えられていた...

続きを読む →
review

「from/to #3」WAKO WORKS OF ART

高嶋雄一郎

同ギャラリーが、若手を紹介するために昨年から開催している企画の第3回。その一室で、石井友人の4点の作品が拮抗していた..

続きを読む →